なんまんねんもまえもあとも、にんげんはひとりになりたくなるまで、だれかといたかった、
にんげんは、みんないっしょによるにねたから、ほしをみるときしずかになった、
いつか くる おわりを みないで すむように さかなは うみから でませんでした
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ナナロク社「第2回 あたらしい歌集選考会」岡野大嗣選
関西からまた新しい才能が。
全編ひらがなで詠まれた歌はまさに未知との遭遇。
多賀盛剛の衝撃的な第一歌集。
”別々の時間を生きていずれこなごなになる私たちを、
広く静かに抱きとめる三十一音がここにある。”
(岡野大嗣)
装丁は鈴木千佳子
著:多賀盛剛 出版社 publisher:ナナロク社 2023 ハードカバー 133p
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