「本は、黄金の山よりもずっと、アリアさんにとって価値あるものです」
イラク最大の港町バスラ。
2003年のアメリカによるイラク侵攻はこの街にも襲いかかります。
イラクの人々に愛されていたこの街の図書館に勤めるアリアさんは戦火からこの図書館の蔵書を守ろうと決意し、自宅や知人の家、店に運び出します。
実際にあった一連の出来事を伝えたのはニューヨーク・タイムズの記者で、この出来事を絵本にしたのは『私、ジョージア』で知られるアメリカの絵本作家ジャネット・ウィンター。(何という皮肉) 翻訳は長田弘です。
絶版
絵と文:ジャネット・ウィンター 訳:長田弘 出版社:晶文社 2006 3刷 ハードカバー
C(帯付)