くちびるが首の傾斜を下るころもはや二人というより二頭
交わっているのにもっとほしくってポーニーテールをしっかりつかむ
必要になればいつかのページから呼ばれる栞でもぼくはいい
ーーーーー
これは夕方から夜の歌だ。そして永遠に朝の来ない物語。
木下龍也と鈴木晴香が紡ぎ出す虚構のラブストーリー。
現代短歌はここまで来た。
※こちらは限定数生産の特装版です。
布張りハードカバー
特装版限定小冊子(24ページ)付き。
(現代短歌を牽引するふたりの短歌の詠み/詠み方、
連載時から読者を阿鼻叫喚の嵐に巻き込んだ物語の仕掛け、リアルな恋愛観など、
本書のたくらみの告白)
サインはありません
著:木下龍也・鈴木晴香 装丁:名久井直子 出版社:太田出版 2023 ハードカバー 208p
新刊書籍