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松尾正信詩集 1

ようやく目覚めて
一行を書く。
きのうの私にさよならをする。

生きて行きかたを習っていた頃
あこがれて眠ったものだ。

しかしながら
この私と云う衣を脱ぐ術などない。
(観念)

神戸出身の詩人、松尾正信の詩集。
村上春樹と神戸高校の同級生、共に早稲田へ進んだ仲で、かつて親交を持った。
2022年に72年の人生に幕を閉じたが、弟である松尾成信さんと学生時代の友人が残された原稿やスケッチをまとめ本作を完成させた。
東京からの帰郷はいつも鈍行で、自身の人生にも例えた「鈍行」、生まれ育った御影を描いた「神戸御影町」、熱烈なファンだった「タイガース詩集」の3冊セット。函入。
芦屋在住の校正者・大西寿男さんのひとり出版社「ぼっと舎」より。



著:松尾正信 発行:ぼっと舎 2023 ソフトカバー 3冊セット/函
新刊書籍


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販売価格
2,000円(税込)

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