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家族と厄災

 ”私は社会政策の専門家ではないが、この国はあらゆる政策の下支えを家族に求めてきたことをカウンセリングを通して実感している。その家族をさらに下支えしてきたのが女性たち(祖母・母・妻・娘)であることは言うまでもない。

 日本の福祉の不備を「家族の絆」や「家族愛」といった言葉がカバーしていることは、精神科医療や子どもの発達障害をめぐる状況を見ても明らかだ。”(まえがきより)

「家族と国家は共謀する」「言葉を失ったあとで」などの著者信田さよ子さんの新刊です。東日本大震災、パンデミックを経て、あらゆる問題の家族への押しつけが強まっていると信田さんは警戒しています。これは少子化問題に繋がる国全体の問題です。
厄災がもたらした、目を凝らさなければ見えなかったもの、ないものとされてきた現実とは。

第1章 KSという暗号
第2章  飛んで行ってしまった心
第3章  うしろ向きであることの意味
第4章  マスクを拒否する母
第5章  親を許せという大合唱
第6章 母への罪悪感はなぜ生まれる
第7章 「君を尊重するよ(正しいのはいつも俺だけど)」
第8章 私の体と母の体
第9章 語り続けることの意味
第10章 むき出しのまま社会と対峙する時代
第11章 慣性の法則と変化の相克
第12章 現実という名の太巻きをパクっとひと口で食べる
あとがき ー忘れないために、そして未来のために


著:信田さよ子 出版社:生きのびるブックス 2023 ソフトカバー 187p
新刊書籍


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2,090円(税込)

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