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アンダイング ー病を生きる女たちと生きのびられなかった女たちに捧ぐ抵抗の詩学ー

自分自身についてしか書かないことは、死について書くことかもしれない。けれど死を書くことはすべての人を書くことなのだ。
(プロローグ)
乳がんになるとはどういうことなのか。病気を伝える、書く、とはどういうことなのか。詩人である作者にしか出来ない、書けないやり方で本書は綴られた。
読み始めると気付くが、作者は「乳がん」「闘病」という重いテーマを様々な女性作家を登場させ、はっきりとした意志を持ち、物語るように書いていく。そう、死を待つすべての人に語りかけている。だから、物語の中にあっという間に飲み込まれて読み進めていくことになる。
作者は本作で2020年ピュリッツァー賞を受賞した。

”シングルマザーであり、大学で教えながら詩人として活動する著者は、41歳のときトリプルネガティブ乳がんと診断された。著者は自らが経験したことを書きながら、スーザン・ソンタグ、オードリ・ロード、キャシー・アッカーなど、乳がんで命を落とした女性作家らが乳がんをいかに「書いたか/書けなかったのか」という歩みを辿り、米国の資本主義医療の欺瞞を突く。2020年ピュリッツァー賞受賞作。
ケイト・ザンブレノ『ヒロインズ』で高い評価を得た訳者、西山敦子による待望の著者初邦訳”
(版元より)

「病気は決して中立的なものではない。
 治療はイデオロギーと無縁ではありえない。
 死が政治性を免れることもない」

著者:アン・ボイヤー 訳:西山敦子 装画:横山雄 装丁:名久井直子 出版社:里山社 2023.7初版 ソフトカバー 284p
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