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謝罪論 謝るとは何をすることなのか

謝罪とは、簡潔に言うと他者と生きていくためのコミュニケーションだろうか。
不適切な謝罪や不必要な謝罪が蔓延する日本の社会状況がどこか歯車が狂っているのは、意思疎通が出来ていないからなのだろう。あるいはその木がないか。
何をすれば謝ったことになるのか。ここまで掘り下げた本は恐らくこれまでに存在しない。

”「違う違う! ただ『ごめんなさい』と言えばいいってもんじゃないんだよ」――そう言った後の説明が本当に難しい。「すみません」で済むときもあるが、それでは済まないときも往々にしてあるからだ。「すみません」といった言葉を発したり、頭を下げたりするだけでは駄目なのだとしたら、何をすれば謝ったことになるのだろうか。声や態度に表すだけではなく、ちゃんと申し訳ないと思い、責任を感じることだろうか。しかし、「申し訳ないと思う」とか「責任を感じる」とはどういうことなのだろうか。そして、そのような思いや感覚を相手に伝えるだけで、果たして良いのだろうか。結局のところ、「謝る」とは何をすることなのだろうか?

本書では、満員電車のなかで意図せず他人の足を踏んでしまったときの謝罪から、強盗の加害者による被害者への謝罪、さらには、差別的言動や医療過誤、戦後責任などをめぐる謝罪に至るまで、多様な事例を具体的に取り上げながら、「責任」「後悔」「償い」「赦し」「当事者」「誠実さ」といった、謝罪をとりまく重要な概念同士の関係を丹念に解き明かしていく。そして、謝罪という行為の全体像を描き取ることを通して、「謝るとは何をすることなのか」という問いに対する十全な回答を提供する。”

著者:古田徹也 出版社:柏書房 2023 ソフトカバー 303p
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1,980円(税込)

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