正解のない問いを考え、多様な他者と生きる。
シリーズ「あいだで考える」
「自分」とは他者とのつながりでできている。
他者との関係が風とおしのよいとき、はじめて「ありのままの自分」でいられるのだ。ところが、その風がなかなかとおらない。なぜだろうー?
中東やアフリカで長年過ごしてきた著者が、旅の経験や、古今東西のさまざまな文化や文学作品などの例をとおして、人と人との「あいだ」、また自分自身の中の「あいだ」を見つめ、そこに風をとおし、互いに自由になれる関係をつむぐ道を考える。迷いや悩みの多い10代やすべての方たちにとって、「私」も他者も大切に、軽やかに生きていくレッスンとなる一冊。
著者:田中真知 装丁:矢作多聞 装画:nakaban 出版社:創元社 2023 ソフトカバー 157p
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