”眼を閉じれば瞼が癒してくれる。 傷が増えるたびに写真も増えていけばそれでいい。 写真はいつも知らない世界に連れて行ってくれる。”

葛西薫（アートディレクター）、上田義彦（写真家）の眼にとまり、やがて1st写真集『Helix』が皆川明（ミナペルホネン）の個人名義で発行されるに至った写真家山上新平の3作目。
東京都写真美術館で2023年10月27日から2024年1月21日まで開催される「見るまえに跳べ日本の新進作家 vol.20」に合わせ刊行された。
これまでにも見られた蝶、鎌倉の海、森、そしてポートレイト。
静寂の中に感じる確かな気配。おすすめです。

900部　エディションナンバー入
Singed サイン入

山上 新平(やまがみ・しんぺい)
1984 年生まれ。鎌倉市在住。 イイノ・メディアプロ退社後、写真家として活動。祖母、祖父の影響で写真をはじめる。 主な個展に、「0189」(社食堂|SUPPOSE DESIGN OFFICE・Youngtree Press/東京/ 2017)、「山上新平展」(思文閣/東京・京都/ 2019)、「Refined Black」(Laboratory △ll/ 東京/ 2019)、「The Disintegration Loops」(POETIC SCAPE/東京/ 2019)、「liminal
(eyes)」(POETIC SCAPE/東京/ 2023・本屋青旗/福岡/ 2023・PURPLE/京都 / 2023・大佛次郎茶亭/鎌倉/ 2023)。写真集に、『Helix』(皆川明(ミナペルホネン) / 2022)、『liminal(eyes)YAMAGAMI』(bookshop M / 2023)。