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構造と力 記号論を超えて

初刊は1983年。
40年の時を経てついに文庫化。

ポストモダン/現代思想をはじめて明晰に体系化、1980年代には、「ニュー・アカデミズム」を代表する一冊として、社会現象にもなった。しかし、冷戦終結後30年を経て、世界はいまだポストモダンのパースペクティブを描けていない。本書の理論は、混迷する現代社会・思想状況を理解するうえで、今なお新しい。
〈解説〉千葉雅也


浅田彰
一九五七年、神戸市に生まれる。京都大学経済学部卒業。京都大学経済研究所・准教授を経て、京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)大学院学術研究センター所長就任。現在、ICA(Institute of Contemporary Arts)Kyoto 所長。八三年、『構造と力』を発表、翌年の『逃走論』で提示した「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに、一時代を画する社会現象となった。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。ほかの著書に、『ヘルメスの音楽』、『映画の世紀末』、『20世紀文化の臨界』など。

著:浅田彰 出版社:中央公論新社 2024.1 2刷 文庫 308p
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