言葉にできない思いがありますか?
口の立つやつが勝つってことでいいのか!
思わず口走った言葉は、本心なのか?
理路整然と話せるほうがいいのか?
好きすぎると、好きな理由は説明できない
能力のある人がちゃんと評価されれば、それでいいのか?
「感謝がたりない」は、なぜこわいのか?
人の話を本気で聞いたことがありますか?
「死んだほうがまし」な人生を、どう生きていくか?
”思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。”と著者の頭木さんは語りかけてくる(くれる)。上記のような語りかけに前のめりになる人は多いのではないだろうか。言葉は、本当に難しい。けれど、そこには必ず物語がある。そこに生きる意味が見え隠れしている。
『絶望名人カフカの人生論』、『食べることと出すこと』、『自分疲れ』の頭木弘樹さんの初エッセイ集。
著者:頭木弘樹 出版社:青土社 2024 ソフトカバー 269p
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