”人という生き物は、どうして生まれて来たのだろうか
生まれて来る、生まれて来たこれに、いろいろな何かが詰まっている
これをどうしてほしいと思うのだろう
誰かに、他人というものに”
演出家、劇作家、美術家、そして文筆家。
あらゆる表現で「生」の根源を見つめて来た飴屋法水の集大成的小説。
あるいは詩。
写真家の志賀理江子がこの小説のためにおよそ30点を撮り下ろし、本編に物語と共に織り成され、本文は二色刷となっている。
小説としては異例の縦開き、本文横組みにて、上から下へ、生から死へ向かってこの世のはなしを物語る。
著者:飴屋法水 出版社:palmbooks 装幀:仁木順平 2024 ハードカバー A5変形 144p
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