”それは「家族」と呼ばれるのだろうか。ユダヤ人の夫。日本人の妻。ペルーからきた赤ん坊。異なる三つの旅券をもった男と女が、子どもと大人が、アメリカの小さな町で一つの「チーム」を組んで暮らしはじめた──。”
アメリカでの暮らしと出会った人々について流暢に語られる。
そして『アメリカの鱒釣り』の翻訳を始めた街、サン・フランシスコの思い出。
1984年に発行された幻の名著が新装復刊です。
素晴らしい装画は後藤美月、装丁は名久井直子。
解説は榎本空(『それで君の声はどこにあるんだ?』など)
著者:藤本和子 出版社:晶文社 2024初版 ソフトカバー 241p
新刊書籍