マイケル・ケンナ(Michael Kenna)の作品集。
2024年4月を皮切りに東京、ロサンゼルス、ロンドンで開催される大規模巡回個展に伴い刊行された。
過去にも『Japan』『Hokkaido』といった作品を出版(いずれも絶版)するほどにこの写真家の日本への愛情は深い。
寺院、深い山、富士、海、湖、蝶、雪の北海道。代表作を網羅。
私たちでさえ気づいていない神秘的な風景をそっと差し出してくれる。
カバーは麻と絹のダブルトーン布製。
寄稿:飯沢耕太郎『日本を撮る | マイケル・ケンナの写真』
日英バイリンガル
languages:English,Japanese
初版5000部 edition of 5000
「日本は古くから、豊かな贈答の伝統がある。ありがたいことに、僕は何年にもわたって日本で多くのものを受け取ってきたが、到底、同じだけのお返しをすることはできない。この写真集が、返礼を切望する僕のささやかな証しだと受けとめていただけることを期待している。またさらに、日本へのオマージュとして、この写真集が、この美しく神秘的な国への計り知れない感謝を象徴する役割を果たすことを願うばかりだ。」− マイケル・ケンナ(あとがきより)
「他が好戦的だった時に彼は思慮深く、他が懐疑的だった時には彼はロマンチックだった。誰よりも自由な才能を持たなければ、孤立によって飢えてしまうだろう。けれど、その才能を持つものにとっての孤立は、邪魔されることなく想像をふくらませることのできる聖域を生む。ケンナはそういう人だった。」ージョアンナ・ピットマン(Joanna Pitman)、タイムズ紙
著者 Author:Michael Kenna マイケル・ケンナ 出版社 publisher:NAZRAELI PRESS 2024 hardcover(cloth) 250 x 320 mm 136p
new 新刊書籍