英国の国民的作家であり、アリ・スミス、スーザン・ソンタグ、レベッカ・ソルニットらに影響を与えたジョン・バージャー。そしてエドワード・サイードととの仕事で知られる写真家のジャン・モア。
この二人によって1975年に発表された本書は2010年の復刊後も邦訳されることがなかったのですが、2024年に黒鳥社から遂に初邦訳。
詩・写真・批評という独特の構成でこの本が告発してるのは黒鳥社によると以下の4項目です。
「移民という問題系」
「新自由主義の涯て」
「資本主義と労働」
「社会問題と文学」
半世紀前の写真や文章が異様なリアリティを持って現代社会を照射します。
最も政治的で、最も先鋭的で、
最も激しい告発をもって、
最も気高い人間性を証明する。
ジョン・バージャー。
私たちが最も長く愛する作家。
──キム・ソヨン
(詩人/『数学者の朝』『一文字の辞典』ほか)
文:ジョン・バージャー 写真:ジャン・モア 訳:金聖源/若林恵 出版社:黒鳥社 2024初版 ソフトカバー 255p
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