”庭という小さな場所で見る、密集した循環の歳月。
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植物や野菜を育て草を取り水を撒く。それは50年の歳月をかけて私の祖父が続けてきたひとつの営みのだった。”
写真家の感受性に向かって問い続けてきたのは祖父の作った庭という限りある空間。
植物と人間の共生をまなざす。
写真家は写真を撮ることを「日々の流れを堰き止める」と表現する。
堰き止めることと、循環する生命を見つめること。
芸術と自然の織りなす傑作です。
本人のあとがき、そして藤原辰史による寄稿「民の庭」も素晴らしい一冊。
装幀は名久井直子。
著者 Author:片岡俊 Shun Kataoka 発行 publisher:赤々舎 2024 hardcover H250mm × W188mm 100p
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