東京を拠点に活動する写真家青木成美と詩人の國松絵梨(2021年中原中也賞受賞)によるZINE。
「Tab」=「Tabulator」
「Tabulator」が多数開いたままのような状態になって、作品は綴じられている。
意識には、「名前や明確な定義を持たせず、意図的に一定揺れ動いたままにする部分」が必要、ということがテーマになっていて、作品も装幀も非常にコンセプチュアルな一冊になっている。
写真(=あらゆる事象、イベント)から生まれた(余地を残した)意識の展開について、國松絵梨が文章を綴る。その文章は意識の片隅に刻印されるようにページに挟み込まれています。
生物の間を揺れ動くような写真も素晴らしく、何度も見返しては様々な見方の出来る作品です。
是非手に取ってみてください。
200部
写真・発行:青木成美 文:國松絵梨 デザイン:久保海音 B5 20p
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