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ニーナ・シモンのガム 失われたものと見つかったものをめぐる回想

稀代のミュージシャンによるフォト・メモワール。

一見取るに足らないもの、すぐに捨てられてしまうようなものが、人と人とのあいだに美しいつながりを生み出していく。これはものや経験に意味が与えられ、精神性を帯びていくことについての物語であり、創作のプロセス、そこから生まれる作品の力、そして愛と友情とを讃えている。
序文:ニック・ケイヴ。

素晴らしい本だ。今あなたが手にしている大切なもの。あなただけにとって価値のあるもの。そういうものがあなたに力をくれる。それをあなたは知っている。それを決して手放してはいけない。改めてそういうことを教えてくれる。
そしてこの物語を成す文体と翻訳が完璧です。

物語の始まり

1999年7月1日、ニーナ・シモンは、イギリスで最後となる貴重な公演を行った。感動的なステージの終演後、客席にいたウォーレン・エリスはステージに向かい、ニーナ・シモンが噛んだガムをピアノから取り(彼女は演奏と歌を始める前に口からガムを取り出してスタインウェイに押し付けていた)、彼女のステージタオルに包んで持ち帰った。

​それから20年。ガムはずっとウォーレンの手元にあり、彼のクリエーティブな営みを支える力となった。そして2019年、エリスの親友でありコラボレーションパートナーのニック・ケイヴが、自身の「ストレンジャー・ザン・カインドネス(Stranger Than Kindness)」展に何か出品しないかと彼に尋ね、ガムの運命が動き出す。ウォーレンはガムを銀と金で鋳造させる。ガムが、誰も予想できなかった出来事の連鎖を引き起こす。

著者:ウォーレン・エリス 訳:佐藤澄子 出版社:2ndLap 2024 ハードカバー 256p
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