おれのきるふくは鹿皮 おれのはくくつも鹿皮だ
どちらも鹿の足の腱を 糸にしてぬったものだ
おれは鹿の肉を くう
それは おれの血 おれの肉となる
だから おれは 鹿だ
福岡県出身、樺太育ちの児童文学作家の大家神沢利子の作品。
絵はロシア(旧ソ連)の画家G・D・パヴリーシン。
シベリアの森で生まれた猟師の物語。
G・D・パヴリーシンによって緻密に描かれた雄大な自然の中を猟師は小舟にのって鹿に会いに森の中へ入っていきます。
豊かな色彩と命の鼓動を感じる素晴らしい絵本です。
作:神沢利子 絵:G・D・パヴリーシン 出版社:福音館書店 2004 2刷 ハードカバー 36p 29×31cm
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