”ヴァージニア・ウルフが自分で編んだ唯一の短編小説集。
彼女の真摯な「叫び声」を、100年後の今そのまま読む。”
永遠のフェミニスト作家ヴァージニア・ウルフ(1882-1941)の原点と言える全8編を堪能出来るのはもちろんですが、この本が更に凄いのはウルフの姉であるヴァネッサ・ベル(画家・1879-1961)の版画が装画をはじめとして1921年当時のまま完全収録されていることです。
鈴木千佳子さんの装丁が素晴らしく、読み易くて物語に没入出来る一冊になっています。
翻訳はやはり片山亜紀さん。訳者解説もたっぷり収録。
著者:ヴァージニア・ウルフ 訳:片山亜紀 装幀:鈴木千佳子 発行:エトセトラブックス 2024 ソフトカバー 176p
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