文明の衰退の鍵は森にある。
人間はいかに森林を破壊してきたのか。
5000年前、古代メソポタミアに最古の文明を築いて以来、人類はつねに、燃料、家具、紙、建築・造船用資材など文明を支えるほとんどの物資を木に依存してきた。
豊かな森を背景に栄えた文明は、伐採によって森が減少するにしたがい徐々に衰えていく。
人類の歴史を森との関係のなかから丹念に読みなおし、深刻な環境問題をかかえる現代に光を投げかける。
地中海世界と新大陸(アメリカ、ブラジル)を中心として森の五千年史。
絶版
著者:ジョン・パーリン 訳:安田喜憲・鶴見精二 出版社:晶文社 1999 5刷 ハードカバー 489p
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