サンフランシスコ生まれ、戦後の日本の最も重要な写真家のひとり、石元泰博の写真集。
石元３歳の時に帰国し、高校卒業までを高知で過ごすが、その後再び渡米。
戦時中はコロラド州の強制収容所に収容され、その時に写真と出会う。
戦後大学で建築とデザインを学んだ後写真の道へ。
帰国後は代表作である「桂離宮」を制作した。
日本的情緒を排した透徹した視線は他の写真とは一線を画す。
本書はパリのAterier EXBからから発表された集大成と言えるモノグラフ。
「桂」をはじめ、「実験」「海岸」「破壊」「こども」「雪」「扉」「東京」「シカゴ」「刻」「ながれ」から選りすぐりの作品を収録。
スリーヴケースに加え、表紙には和紙に近い紙を使用。
折込ページも多数。
決定的な一冊です。

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