サリンジャー、チーヴァー、フィッツジェラルドの系譜に連なる、若者たちの焦りと輝きをクールな筆致で捉えた「新世代の代弁者」デルモア・シュワルツ(1913-1966)、待望の本邦初作品集。
舞台はもちろんニューヨーク。
なぜ世界とこれほど折り合いがつかないのか。
過剰な自意識、冷めない怒り、繊細であるが故の傷つきやすさ、見てみないようにする羞恥心、そういうものを詩人でもある作家はクールに描く。
序文はルー・リード(2012年に書かれている)
完璧な装幀はクラフト・エヴィング商會
著者:デルモア・シュワルツ 訳:小澤身和子 出版社:河出書房新社 2024 ソフトカバー 304p
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