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「ビックリハウス」と政治関心の戦後史 サブカルチャー雑誌がつくった若者共同体

”なぜ、社会運動への忌避、揶揄、冷笑が生じてしまったのか?”
第1部 日本人は政治と社会運動に背を向けたのか?――問題意識・先行研究・方法と事例
第2部 戦後社会の価値変容――戦争経験、ジェンダー、ロックの視点から
第3部  みんなの正しさという古い建前、個人の本音という新しい正義

目次だけでもう面白いのが伝わる。
「政治に関心がない」とされがちな若者の第一世代である「しらけ世代」。(1970-80年代)
だが、彼らはほんとうに政治や社会運動に関心がなかったのか?
「高度経済成長」や「学生運動の過激化」がそれを招いたのか?
いや、話はそれほど単純ではないはず、というのが本書の始まりです。
糸井重里、橋本治が編集に参加し、YMOやタモリもたびたび登場した伝説的サブカルチャー雑誌『ビックリハウス』 (1974―85)から、「若者」たちの心のうちと彼らの“運動”の実態、その意図せざる帰結を実証的に明らかにする。
各メディアで活躍する社会学の新鋭が「若者の政治離れ」の源流に迫る渾身の一冊。


著者:富永京子 出版社:晶文社 2024 ハードカバー 348p
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2,750円(税込)

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