あつい日も さむい日も
うれしい日も かなしい日も
父と母は ここにたって
料理を つくってきました
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「はたらく」ってなんだろう?
写真家の吉田亮人さんと装幀家の矢萩多聞さんが作っていた私家版の本が写真絵本「はたらく」シリーズとして創元社より新装刊行となりました。
朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめて、大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考えるあたらしい写真絵本シリーズです。
出勤(開店)から帰宅(閉店)まで、はたらく人を吉田さんの写真と多聞さんの文章で紹介します。
「はたらく中華料理店」は宮崎にある「喜楽園」。ここは何を隠そう、吉田亮人さんのご実家なのです。
朝から晩まで注文を受け、鍋をふるい、皿を洗い、吉田さんのご両親は40年間お店をやってきました。どこにでもある、けれど世界にひとつしかない中華料理店ではたらくご両親の一日を追いかけていきます。
写真:吉田亮人 文・装幀: 矢萩多聞 出版社:創元社 2024 初版 ハードカバー 24p
新刊書籍