自主制作で「日記」本を出していた蟹の親子さんが、これまで発表したものから「日記論」について加筆・修正しまとめたもの。
副題には日記ブームとはなにかとありますが、むしろ日記とはなにか、もっと言うと「思い出す」とはなにか、「書き残す」とはなにか、について意識的に書かれているようです。哲学的な問いに始まりつつも、書くことの実践についても書かれ、非常に興味深い内容になっています。
<目次>
はじめに
「日記ブーム」と「日記本ブーム」をどう捉えるか
日記をつける日々
日記を続けること、それらを読むこと
どうして「形」にしたくなるのか
日記の終わりがくる
日付について
日記アイ・「思う」使いすぎ問題
武田百合子
日記のたね
あとがき
著・編・イラスト:蟹の親子 2024 文庫サイズ 82p
新刊書籍