世界のデザイン誌、「アイデア」の2005年3月号です。

特集：デザインの解放区
本特集では20世紀的な分類によってラベルづけられることを拒否し，これまでのデザインの体系の外部で生起しつつあるデザインの数々を約100ページにわ たって紹介。アート，ファッション，建築，都市，政治，演劇，プロダクトなど，様々な領域との混ざり合いが進みデザインが多様化する一方，私たちはデザイ ンという言葉の意味の輪郭を見失い，それゆえに「デザインとは何か」という問いへの明解な解答を求める声も高まってきている。しかし「これがデザインであ る」という一義的な定義は，もはや自明のものとして存在していない。「デザイン」という方法や技術が一般的に解放され，その職能が改めて問い直されている昨今において，自ら新しいデザインの意味を創り出していくデザイナーたちの実践から希望の原理を探る。

収録デザイナー：マレーン・モーレン＆ダニエル・ファン・デル・ヴェルデン，カールソンウィルカー，レベッカ＆マイク，渡邉良重+植原亮輔（ドラフト），ウィル・スチュアート（グッドウィルとスチュアート・ベイリー），ヨーケ・クレールベゼム，オーベーク，D&DEPARTMENT，ダニエル・イートック，ライアン・ガンダー，アレックス・リッチ，カレル・マルテンス，エクスペリメンタル・ジェットセット，クリストフ・ケラー，M/M(paris)，ヨップ・ファン・ベネコム，ポール・エリマン，ハイパーキット，ブルーマーク，マニュエル・ラエダー，ジョナサン・バーンブルック，カタチ

アートのためのコミュニケーション・ツール
美術館，ギャラリーのためのヴィジュアル・アイデンティティの現在
エクスペリメンタル・ジェットセット（オランダ），North（イギリス），Spin（イギリス）

※特別付録　大竹伸朗ポスター付属