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最後のテレビマンに愛をこめて 「伊丹十三への13の質問」から13年

伊丹十三の本を手に取られる方は今も絶えない。高齢の方から若い層まで。とても喜ばしいことだ。亡くなられてもう30年近く経つというのに。

本書では映画監督・エッセイストの伊丹十三ではなく、”テレビ・ドキュメンタリスト”としての伊丹十三を紐解いていく。
主に70年代のテレビマン時代を共に歩んだディレクター/プロデューサーたちと若き伊丹ファンたちとの対談や、エッセイがまとめられている。
「13年」は本書を読んで頂くとして、「13の質問」は下記の通り。伊丹さんならどう答えるだろうという仮定の現代批評。これが面白い。

1 テレビの魅力を教えてください
2 テレビにしかできない事ってありますか?
3 伊丹流ナレーション術とは?
4 現在のテレビ番組についての感想は?
5 今の日本をどんな映像に残しますか?
6 3D映像に興味はありますか?
7 インターネットをどのように思いますか?
8 映像や音楽の著作権の扱われ方についてどのように思いますか?
9 iPhoneやiPadは好きですか?
10 口癖はありますか?
11 猫をイチコロにする方法とは?
12 子供の頃に思い描いた将来の夢は?
13 映画監督の次はどんな事をしたでしょう?

もくじ
▶まえがきに代えて

▶Chapter 1  座談会 伊丹十三への13の質問

▶Chapter 2  今野勉・浦谷年良への13の質問

▶Chapter 3  座談会 テレビマンとしての伊丹十三

▶Chapter 4  座談会 私的上映会2023

▶Essey    私の好きなテレビマン伊丹十三の仕事

     『遠くへ行きたい』谷口愛、中村市子、高橋渉

      『私がつくったマイテレビジョン』大西隼

      『天皇の世紀』毛原大樹、阿部純

      『欧州から愛をこめて』パトリック・キメンティ

      『伊丹十三の古代への旅』水本アキラ

      『アフタヌーンショー』『アートレポート』中村佑子

▶あとがき

発行:13の質問編集室 2024初版 127×188/114p/ソフトカバー
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