ときおり 忘れ
ときおり 思い出す
命は時の患者ではないと、
神にも触れられやしないと、
なぜって わたしたちがそろうと
やつらは不在、
息を止めて誓うよ。
ときおり
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スコットランド育ちの詩人が贈る、日常と記憶をめぐる探究の結晶。
ANAMNESIACは想起症としており(例のAMNESIACは健忘症)、どの詩も”あなた”との記憶を断片的に、あやふやに、まとまりなく、言葉を使って思い出そうとしているようだ。それは詩の誕生そのものだ。
第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』に続き、著者自身による英日バイリンガル構成の11×2篇を収録。
映画『PERFECT DAYS』の翻訳を手掛けた高田怜央が、詩の歴史の新たな1ページをめくる。
第一詩集と同じく相島大地によるブックデザイン。
寄稿: 伊藤潤一郎
協力: 柴田元幸、川野芽生
限定1200部
著者:高田怜央 発行:paper company 2024 173x105mm 70p
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