blackbird books

カートをみる0点 合計 : 0円

貧困へのまなざし 富裕層は貧困層をどのように見ているのか

「富裕層は貧しいひとびとをどう見ているのか。
膨大なデータの国際比較から浮かび上がる、格差と分断の現実」
(岸政彦)

貧しい地区を抱える大都市で裕福な地域に住む富裕層は、貧困を正当化するシステムを備えて特権を享受している。
パリ、サンパウロ、デリーの富裕層を対象にした貧困と不平等の認知に関する大規模調査の結果をもとに、そのメカニズムを解明する。

”豊かなゲットーの住民に、貧困や、より一般的に不平等についてどのように考えているかを尋ねることによって、われわれは疑似体験のように、他者性に対する最も激しい反応を意識的に引き起こした。それはいわば、日常生活では必ずしも直接にはあらわれないものを、拡大鏡のもとで露わにすることであった。”

序章 富裕層は貧困層をどのように見ているのか

第一章 パリ、サンパウロ、デリーの高級住宅街を調査する
 1 大都市の選択
 2 地区の選択
 3 分析段階の規則

第二章 道徳的秩序を生み出す
 1 都市における相互行為の撤退と規制
 2 社会・空間的適合の感覚
 3 階級の閉鎖と社会的再生産の戦略
 4 地域の道徳的秩序における、特定の庶民層の統合あるいは拒絶

第三章 貧困層から身を守る
 1 自堕落、汚れ、汚染
 2 治安の強迫観念から差別へ

第四章 貧困を正当化する
 1 レイシズムと貧困の自然化
 2 能力のイデオロギーと、特権を正当化する新自由主義的レパートリー

第五章 差別の三つの側面
 1 道徳的境界の構築
 2 嫌悪のプロセス
 3 不平等の正当化と共感の無効化

第六章 連帯の抑圧か距離をおいた連帯か
 1 連帯の規定要因
 2 アタッチメント・レジームの刻印

終章 貧困へのまなざし

方法論上の補遺——調査の展開

著者:セルジュ・ポーガム、ブリュノ・クザン、カミーラ・ジオルジェッチ、ジュール・ノデ 訳:川野英二、中條健志 出版社:新泉社 2024.12 369p
新刊書籍

状態
状態について
A :
新品同様
B :
汚れや痛みなどが少なく、古書としてきれいな状態
C :
古書として標準的な状態
D :
汚れ、傷みあり

※当店では商品への値段の書き込み、ラベル貼りは行っておりません。

販売価格
3,850円(税込)

カートに入れる

For international customers

top