「どうして紙の本を作るのか」
「どうして紙の本をいいと思うのか」
製本の現場から、三人の編集者へ問いかけるこれからの本についてのインタビューシリーズ第三弾。にしてシリーズ最終号です!
編集の話はもちろんなのですが、それぞれの生い立ちや本との出会いを語られているのが非常に印象的で、それが「本」としての骨格を作っているように思います。
作家の裏で編集者がどんな風に動いているのか、気になる方には本当におすすめです。物語と仕事論。
中村康二(なかむら・こうじ )
一九八一年生まれ。千葉県出身。武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科卒。病院の受付からパソコン誌二誌の編集を経て漫画編集者に。ウェブ漫画サイト「トーチweb」「コミックボーダー」「webアクション」を立ち上げる。二〇二四年七月から光文社に在籍。
岸本洋和(きしもと・ひろかず)
一九八一年生まれ。東京大学教養学部超域文化科学科(文化人類学)卒業。同大学院総合文化研究科修士課程中退後、二〇〇六年思文閣に入社。古美術を扱う仕事を五年経験したのち、二〇一一年平凡社に入社。二〇一五年、科学と文芸のシリーズ「スタンダード・ブックス」を創刊。新書、ノンフィクション、エッセイ、写真集、小説、人文書、絵本、漫画など、ジャンルを問わずいろいろ作っています。
出射優希(いでい・ゆうき)
二〇〇二年生まれ。兵庫県出身。京都芸術大学文芸表現学科卒業。インタビューを学ぶ。二〇二四年より、藍染を中心に伝統文化を伝える・受け継ぐ活動を行う「藍の學校」に、ライターとして伴走中。それを機にフリーライターとして活動をはじめる。人が好き。
編・構成:笠井瑠美子 発行:十七時退勤社2024 ソフトカバー 104p
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