二〇二四年、四十二歳から四十三歳への日々の小さな記録。
心身の変化を強く感じる、日々。それは、つまり、書けない日々。
それでも。
”すっかり読めなくなったけれど、気持ちも考え方も啓いてくれるのはやはり本だった。一人の人間の機微、捉え難い関係性や社会のあり方を掬い取り作品として昇華する作家の力。長い物語の全体がすこしずつ心にしみ渡ることも、たった一文に奥深く横になっていた思いが呼び覚まされることもあった。こんな文章を書きたい、その気持ちは変わらずある。そう思わせてくれる本は過去に数知れずあるし、これからも生まれてくる。”
著者:橋本亮二 編集・装丁:関口竜平 発行:十七時退勤社2024 ソフトカバー A6判(文庫) 90p
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