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物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から

どこかの場所を「おもしろい」「気持ち良い」と感じるとき、そこにある物を見ているというより、そこで感じられる何らかの変化を「おもしろい」「気持ち良い」と感じているのではないか?
20世紀ヴェネツィアが生んだ異才カルロ・スカルパ(1906-78)。その建築体験は、「ここ」にある気配と「むこう」への予感に充ちていて、特別だ。
なぜ、そう感じるのか?
著者は、古代ギリシア、古代ローマからゴシック、ルネサンス、バロック、モダニズム、そして均質空間へといたる建築の歴史を、空間解釈の歴史として定義しなおします。建築とは、物(構築的)であると同時に経験(現象的)であり、空間とは、それらをつなぐ人間の能力である、という視点が、あらたな建築空間への鍵となると著者は考えるからです。
伝統と近代、建築と都市、新しい物と既存の物、人工物と自然物――それらを統合する空間にとりくみ、歴史的到達点としての建築空間を創りだしたスカルパ作品を読み解く、真摯で果敢な建築空間論。

古今東西の伝統建築、カルロ・スカルパ作品の数多の図版を軸に「空間」とは何か?を解き明かしていきます。


著者:木内俊彦 出版社:みすず書房 2024 初版 ハードカバー 424p
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