”ぼくが自分の足で歩いていけば、あのひとは助かるんだ、と固く信じて。”
ヴェンダースと並びニュー・ジャーマン・シネマを牽引したヴェルナー・ヘルツォークの若き日の日記。
映画評論家である親友が重篤という報せを受け、ヘルツォークは回復の願をかけ、氷と雪に閉ざされたミュンヘンからパリへの道を歩き始めます。
疲れ切った身体と魂はどこを彷徨ったのか。
解説に中沢新一。
2022年に新装で再販されましたがこちらは1993年のオリジナル版。
(原書は1978年発表)
著者:ヴェルナー・ヘルツォーク 訳:藤川芳朗 出版社:白水社 1993 ハードカバー 154p
C(カバーヤケ・シミ・ダメージ、帯あり)