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NO PREDICTED END / Marina Abramović & Ulay マリーナ・アブラモヴィッチ&ウレイ

旧ユーゴスラビア出身のパフォーマンスアーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović)とドイツ人アーティスト、フランク・ウーウェ・レイジーペン(Frank Uwe Laysiepen)、通称ウレイ(Ulay)による作品集。

マリーナの肉体を使った過激なパフォーマンスは映像で見られるのでぜひ検索して見て下さい。
恋人同士であった二人は1970年代の後半から1989年に万里の長城で別れるまで共にパフォーマンスを行った。本書ではその二人の芸術を振り返る。

1976年から1988年までの間、マリーナ・アブラモヴィッチとウレイはパフォーマンス・アートを通して、人間の存在と関係における極限を追い求めた。二人は恋人であり、またアーティストとしてのパートナーであり、美術史上最も画期的なパフォーマンスを共に創り上げた。そしてその関係は、1988年、最後のパフォーマンスをもって終わりを告げた。本書では、愛と芸術に関する共通の真実を明確にしようとする二者が30年後に交わした最後の対話を紹介する。

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1976年以降繰り広げられた「Relations in Space」(1976年)では、裸の二人が1時間以上にわたり何度もぶつかり合い続けた。「休息のエネルギー(Rest Energy)』(1980年)では、マリーナ・アブラモヴィッチの心臓にウレイが矢を向け、弓の緊張感が互いのバランスを取った。「Nightsea Crossing」(1981–1987年)では、1981年から1987年にかけて22回、7時間もの間、沈黙の中向かい合って座り続けた。1988年に行われた最後のパフォーマンス「万里の長城を歩く(The Great Wall Walk)」(1988年)では、互いが万里の長城の両側から歩き、中間地点で決別するものであり、総距離は4,000キロを超えた。最終的に二人が会ったのは、当初の予定通り結婚するためではなく、きっぱりと別れるためであった。

2010年に「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」で開催されたマリーナ・アブラモヴィッチのパフォーマンス「作家は在廊中(The Artist is Present)」で二者は感動的な再会を果たし、その後2015年には作品の権利をめぐって辛辣な法廷闘争を繰り広げた後、2人の関係と共有した芸術的な旅路について語り合うべく、最後にもう一度会うことにした。しかしこの時、二人を隔てる境界を破ったのは疲弊や痛みではなく、ウレイの末期がんを知ったことであった。

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languages : English

著者 Author : Marina Abramović & Ulay 出版社 publisher:BOOK LAB 2024 softcover 140 x 230 mm 352p
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販売価格
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