埋まらない恋の隙間と、国と国の隙間。政治と民衆の隙間。
日々、迷い悩み翻弄されることは多いけれど、生きることの根本の愛おしさを信じる。高妍さんの紡ぐ物語にはいつもそれがある。だから、好きだ。
ーー江口寿史(漫画家/イラストレーター)
介護の末に大切な祖母を看取り、恋は実らず、その最中で交換留学生として沖縄にやってきた主人公である台湾・台北出身の楊洋(ヤンヤン)。
重なる沖縄と台湾の歴史。社会運動に身を投じる想いを寄せる人、沖縄で出会った沖縄や中国の友人。
国境を越えた逃避行と連帯の物語。
以下、続刊。
高妍(ガオイェン)
1966年、台湾・台北生まれ。
台湾芸術大学視覚伝達デザイン学系卒業、沖縄県立芸術大学絵画専攻に短期留学。
イラストレーター・漫画家として台湾と日本で作品を発表している。
著者:高妍(ガオイェン)出版社:KADOKAWA 2025 ソフトカバー
新刊書籍