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”自転車について知ることは私たちの未来を考えることだ。”
いまから200年前に発明され、爆発的に普及した自転車。
このシンプルな乗り物は21世紀を迎え、史上空前のブームの只中にあります。
いつ誰が、どのような工夫を加えて今日の姿になったのか。
その登場が、いかに女性たちを鼓舞し、社会を変えてきたのか。
200年前から、コロナ禍の自転車によるデモ行進まで、
自転車を愛するジャーナリストが描き出す、自転車の文化誌の決定版。
・19世紀末の大自転車ブームを支えたのは植民地下コンゴのゴム農園だった
・イギリス軍を苦しめたボーア軍の自転車部隊
・タイタニック号とともに海に沈んだ2台のエクササイズ用バイク
・社会主義者グループが組織した最初期のサイクリング・クラブ
・26インチホイールをそのまま現代アートにしたデュシャン
・権力を掌握したヒトラーが最初にした「ドイツ自転車連盟」の解体
・自転車で国土を走り回るブータン国王
ジョディ・ローゼン (Jody Rosen)
1969年生まれ。ジャーナリスト、著作家。「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」などに主に音楽批評を寄稿している。本書の筆致はレベッカ・ソルニットを思わせるなどと高く評価されている。ブルックリン在住。
東辻賢治郎 (トウツジ・ケンジロウ)
1978年生まれ。翻訳家、建築・都市史研究。著書に『地図とその分身たち』(2024年)、訳書にレベッカ・ソルニット『ウォークス』など。
著者:ジョディ・ローゼン 訳:東辻賢治郎 出版社:左右社 2025 四六判上製/520p
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