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売男日記 | 妓男日記 / Akira the Hustler アキラ・ザ・ハスラー

二十世紀の終わり頃。
ぼくはセックスワーカーとクィアの生活を
明るい陽の光の中で描きたかった。 

ーー
ボーイフレンドに出会ってもうすぐ一年になる。
彼は最初、ぼくの客だった。
ぼくの職業は売春夫だ。

ーー
ぼくは自分の仕事が好きだ。
お客さんが喜ぶ声とか顔が好きなんだと思う。
ありがとうといって照れたように帰っていくおっさんや、
男の子達の後ろ姿を見る時、
ぼくはこの仕事をやっていてほんとうに良かったと思う。

ーー

2000年に初版、2018年に韓国でも出版された現代美術家・アキラ・ザ・ハスラーの名著が待望のリニューアル復刊。こんなにも優しで溢れた本が絶版だったなんて、この20年の喪失は大きいと思います。

エイズが死を意味していた時代が終わりを迎えつつあった1990年代後半、セックスワーカーとして働いていたAKIRAが、当時出会ったお客さんたちとの出来事、一人の恋人や、たくさんの友人との日々を綴った日記。クィアやセックスワーカーを巡る物語が、暗く悲しみを纏い語られることが多かった時代の中で、明るく喜びを持って語られたこの物語は、出版から25年経った今も色褪せることなく、読者の心に光を灯し、温めてくれる名著です。(版元より)

日本語・中国語(繁体字)併記
韓国語・英語翻訳冊子付き

アキラ・ザ・ハスラー(Akira the Hustler)
1969年、東京都生まれ。1995年、京都市立芸術大学大学院絵画研究科卒業。学生時代からAPP(エイズ・ポスター・プロジェクト)の活動などを通してアクティビストとしても活動。その後もエイズ、セクシャリティ、原発、人種差別等、様々な社会問題をテーマに作品を制作。近年の展覧会に「Here’s Your Playground」Ota Fine Arts、東京(2023年)、「STREET JUSTICE: Art, Sound and Power」Galaxy銀河系、東京(2018年)、「リボーンアート・フェスティバル2017」石巻市、宮城(2017年)、「ラヴズ・ボディー−生と性を巡る表現」東京都写真美術館、東京(2010年)など。主な収蔵先にCollection Lambert、ワタリウム美術館など。

著者:アキラ・ザ・ハスラー(Akira the Hustler) 発行:loneliness books 2024 160P +韓国語リーフレット60P +英語リーフレット54P ソフトカバー
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3,300円(税込)

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