電車の中でハン・ガン『別れを告げない』を静かに開いた。この時間を褒美として過ごそうと昨夜から決めていた。ずっと乗っていたかった。前の席の人も本を読んでいた。私から見える範囲に二人いた。この路線には本を読んでいる人が比較的多いのではないかといつも思う。 -
四月十八日(金)
蟹の親子さんの日記は読書記録にもなっていて、(私が本屋だからなのか)それがとても良い。
文筆家蟹の親子の六冊目となる日記集。
シンガポール、イギリス、台灣の旅行記を含む、2023年12月31日から2024年12月31日までの一年間の日記を収録。
一生に一度あるかどうかの特別な時間の重なりも、いつかは忘れ、記憶からこぼれ落ちて行きますが、なぜ不完全であったとしても日々の記録を続けるのか、自身のモチベーションを探る一冊に。
著・編・イラスト:蟹の親子 2025 文庫サイズ 560p
新刊書籍