あなたに言いたい。わたしがあなたに勉強をしてほしいということは、自分よりえらい人に服従せよ、という意味ではない。むしろ、その逆だ。勉強をすることは、第一に抵抗である。ひとりで学ぶことができれば、あなたはそこではじめて自由になることができる。教わる立場に依存させられることなしに、ひとりでどこまでも行くことができるのだ。
ー「はじめに / 向坂くじら」より
勉強はあなたの孤独を守り、自由にする。
群れず、つるまず、あなた自身でいるための学び方とは。
一斉授業に困難を抱える中高生から、学び直しを求める大人まで。
読む、理解する、覚える、言語化する、考える
項目ごとに自習法を伝えます。
詩人であり国語教室を営む向坂くじらさんと自学自習を掲げる塾の経営者柳原浩紀さんの学習本。こんな本が欲しかった!
【理論編】
01 学ぶとは何か?──目的と手段、そして対話
02 読む──すべての勉強はここからはじまる
03 理解する──少しはみ出すくらいがいい
04 覚える──ぶらぶら散歩するのがいい
05 言語化する──つまり、軽々と間違えること
06 考える──制約と跳躍
【実践編】
07 英語
◇コラム 勉強する理由は「楽しいから」か?
08 数学
◇コラム テストとは何か? なぜ試験勉強は勉強ではないのか?
09 国語
◇コラム 勉強仲間は必要か?
10 社会
◇コラム くじけるとは何か? 正しいくじけ方について
11 理科
◇コラム なぜ学習法が大切なのか? 努力に逃げないことを頑張る
著者:向坂くじら・柳原浩紀 出版社:明石書店 2025 初版 ソフトカバー 192pp
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