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new砂の境界

80歳の母が、家を出た。
行き先は、越えられるはずもない
国境の向こう側。

デリー在住のインド作歌、ギーターンジャリ・シュリーの初邦訳作品、そしてヒンディー語圏の作家としては初の国際ブッカー賞を受賞した本作。
人生にも例えられるあらゆる苦難を乗り越える旅路。
それは地球に暮らすあらゆる人が歩んできた旅路。
複雑なインドの家父長制を書いてきた作家の到達点。
エトセトラブックスより

Geetanjali Shree
ギーターンジャリ・シュリー

1957年、インドのウッタル・プラデーシュ州生まれ。ヒンディー語作家。2022年、Ret Samadhi(原題:砂の三昧)の英語翻訳版Tomb of Sand(砂の墓)が、ヒンディー語圏の作家として初めてブッカー国際賞を受賞。他の長編に、小さな町の家庭を描写した『母』(1993)、モスク破壊をめぐる激動の一年の都市部の生活を女性が語る『私たちの町、その年』(1998)、女性の愛と、階級やジェンダーなど、抑圧から自由への逃避の物語『隠された場所』(2001)、普通の生活が突然奪われるさまを描いた『空白』(2006)があり、複雑なインドの家父長制社会を生きる普通の人々の心の移ろいを親密な視点で物語にしている。演劇集団「不協和音ヴィヴァーディ」の創立メンバーとしても活動し、女性と女児に対する性加害と暴力を描く「排水溝の少女」などを執筆。現在、デリー在住。



藤井 美佳
(ふじい・みか)
1973年東京生まれ。東京外国語大学 外国語学部南・西アジア課程ヒンディー語専攻卒。英語とヒンディー語を中心に映画やドラマの字幕翻訳を手がける。近年の主な字幕翻訳作品に『ガンジスに還る』『バーフバリ』『RRR』『何も知らない夜』『JAWA/ジャワーン』『ジョイランド わたしの願い』『コール・ミー・ダンサー』など。2015年より上映会を企画し、東京外国語大学TUFS Cinemaで南アジア映画の紹介を続けている。


著者:ギーターンジャリ・シュリー 訳:藤井美佳 出版社:エトセトラブックス 2025 初版 ソフトカバー 420p
新刊書籍


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2,860円(税込)

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