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new氷上旅日記 ミュンヘンーパリを歩いて

”ぼくが自分の足で歩いていけば、あのひとは助かるんだ、と固く信じて。”

ヴェンダースと並びニュー・ジャーマン・シネマを牽引したヴェルナー・ヘルツォークの若き日の日記。
映画評論家である親友が重篤という報せを受け、ヘルツォークは回復の願をかけ、氷と雪に閉ざされたミュンヘンからパリへの道を歩き始めます。
疲れ切った身体と魂はどこを彷徨ったのか。
解説に中沢新一。
およそ30年ぶりの新装復刊です。

”痛む足をひきずりながら、死んだような小さな村をいくつも通り過ぎ、空き家に泊まり、田舎道を彷徨する。あるときは、自分がまだ人間の姿をしているのを確かめようとガソリンスタンドのトイレに駆け込む。やがて寒さに凍えるカラスを兄弟のような感情を抱くようになり、リンゴの実がすべて落ちるまで木を揺さぶった直後の静寂に、孤独と疲労が頂点に達する……
研ぎ澄まされた感覚で、魂を震わすような自然に身を投じるヘルツォークならではの眼差し。極寒のなかをひたすら歩く真摯な姿と、狂おしいまでの思いが読者の心を打つだろう。”

著者:ヴェルナー・ヘルツォーク 訳:藤川芳朗 出版社:白水社 2022 ハードカバー 154p
新刊書籍

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販売価格
3,080円(税込)

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