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newCAN LIS / Jørn Utzon ヨーン・ウッツォン

シドニー・オペラハウスで知られるデンマーク人建築家、ヨーン・ウッツォン(Jørn Utzon)による作品集。
1972年、スペイン・マヨルカ島沿岸に建てられた邸宅「キャン・リス(CAN LIS)」を紹介する一冊。
ヨーン・ウッツォンにとって初めて設計した住宅建築であり、自ら手がけたこの邸宅に家族と共に20年以上暮らした。
地中海の光と砂岩で作られた外壁のコントラストが美しい。
バルセロナでインテリア雑誌や建築作品集を手がけているAPARTAMENTOから。

以下、版元より

「建築家が自身のために設計し建造する時、自身の想像力の限界に挑む機会を得る。」−ライン・ノルスコフ・ダヴェンポート(Line Nørskov Davenport)

本書は、地中海の太陽の光に心を奪われながら、20世紀を代表する住宅のひとつである「キャン・リス」に寄せた、視覚的な抒情詩である。場所からインスピレーションを得て設計に反映させた初期の例として理想的な形であるこの邸宅は、地中海を見下ろすようにマヨルカ島の崖の上に建ち、その建材であるマレス砂岩で組まれた外壁、柱でほぼ覆われている。「キャン・リス」は、作者の代表作である「シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)」に続くように建てられた作品であり、作者にとって初めて設計した、恒久的な住居建築であった。本作の写真はサイモン・ワトソン(Simon Watson)が手がけており、20年以上にわたってウッツォン家の住居としての役割を務めたこの住居に沿う光の動きを描き出している。自身のプライベートコレクションから厳選されたアーカイブ写真、スケッチ、青焼き図面もあわせて収録し、初期の構想段階からこの住宅が日々どのように使われていたかまで、我々に案内してくれる。

生前、作者自身が著した独創性に富むエッセイでは、作者と自然との関係性が探られている。子息であるヤン・ウッツォンは、『Apartamento』誌の編集長であるロビー・ホワイトヘッド(Robbie Whitehead)との対談で、マヨルカ島と、作者の家族とのつながりを振り返る。 邸宅から臨む果てしない水平線を思い浮かべながら、作者が最後に手がけた「ウッツォンセンター(Utzon Center)」で展示ディレクターを務めるライン・ノルスコフ・ダヴェンポートは、作者がオペラハウスを去り、最終的にマヨルカ島で安息の地を見つけたことに思いを馳せる。「ここは楽園なのだろうか?」と彼女は思う。「キャン・リス」のアイデアにインスピレーションを与えた最初のスケッチを眺めては思案を巡らせ、この「夢」が最終的に、瞑想的な景色の中に実現し、そこには海からの潮風だけがそよぐ、その様子を思い浮かべる。

本書は、デンマークのインテリア・トータルブランドである「ファーム・リビング(Ferm Living)」の支援のもと刊行され、同ブランドとデザイン部門の責任者であるフィリップ・マテルナ(Phillipp Materna)による序文を掲載する。

著:ヨーン・ウッツォン(Jørn Utzon) 発行:APARTAMENTO 2025 ハードカバー 240 x 285 mm 120p
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