”17年前、ベルリンでの建築修行時代に、ふと見つけたモレスキンのスケッチブック。
それ以来、あらゆる旅にはその黒いスケッチブックがいつもそばにあった。
サグラダ・ファミリア、ユニテ・ダビタシオン、パンテオン、
キンベル美術館、ファンズワース邸、グッゲンハイム美術館、東大寺南大門……。
熱い想いを胸に訪れ、その場所に立ち、素手で吸収した名建築のリアリティ。
175点のスケッチに、空間と土地を感じ、建築の佇まいをめぐるショートエッセイを添える。”
モレスキンのスケッチブック6冊分、世界の建築と風景が175点、光嶋さんが見てきた 17年間の光景がこの本にはそのまま収録されている。
目の前の風景と対話を続け、自分なりの世界の見方を鍛えて行けば、”世界を変えられる”と光嶋さんは言う。この濃密な本を読み終えた時、恐らく読者の世界を見る目は変わっているだろう。
モレスキン風の装幀に仕上げた見事なデザインはUMA/design farm。
著:光嶋裕介 出版社:左右社 2025 ソフトカバー 352p
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