この本には「さみしい」という言葉が数多く出てくる。わたしたちの生のまわりをぼんやりとただよっていて、どうしてもそこにいるから、書いてしまったのかもしれない。だがはたして「さみしい」とは、一体どういうことだったのだろうか。
(「まえがき」より)
『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』 がロングセラーを続ける永井玲衣さんのエッセイと日記。
哲学は心細く、さみしい、という永井さん。
だからこそ哲学について、ことばについて、絶望と希望について、そして戦争について考え続けている。
そしてあなたの考えたことを押し込めず、話してほしいと語りかける。
著:永井玲衣 出版社:大和書房 2025 ハードカバー 235p
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