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new 80 years & beyond 爆心地から、世田谷 / tanama

18歳で上京した時に初めて迎えた8月。私は驚くべき事実を知った。8月6日と9日に、サイレンが鳴らないのだ。子どもも大人もヤンキーも会社員も等しく、低く、重苦しくまちなかに響くサイレンの音に目を閉じ手を合わせる、あの祈りの風景はどこにもなかった。東京をはじめとする県外の地域では、「原爆」や「被爆者」がどこか他人事として考えられていること、社会の教科書で見かけた数行の史実くらいにしかとらえられていないことを知り、愕然とした。
(0. サイレンの鳴らない東京)

長崎県出身の写真家tanamaさんは居ても立っても居られず、会社勤めの傍らで、長崎県の現場資料館を頼りに、東京にもたくさんの被爆者が住んでいることを知り、世田谷区在住の被爆者団体「世田谷同友会」を出会い、ポートレイトの撮影をはじめます。
被爆者の方々の日常やポートレイトの撮影は10年を超えました。
tanamaさんは20代から30代に、80代だった被爆者は90代に。
2025年、戦後80年を迎えるにあたり、東京を生きる被爆者の姿がここに一冊の本になりました。tanamaさんの写真と文章で構成されています。

”物悲しく悲惨な印象を受ける原爆の「記録写真」ではなく、私たちと同じように昨日から地続きの今日を生きる被爆者たちの生き生きとした表情が収められています。”



著・発行:tanama 表紙デザイン:蜷木翔一 デザイン:藤木敦子 2025 ハードカバー 160p
新刊書籍


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販売価格
3,300円(税込)

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