初めて読んだ時から不思議と印象に残る小説だった。
登場人物たちは皆悲しみに包まれているのに、その運命から逃れられないのに、小説全体からは温かい空気が漂っていた。
人は皆、他人に優しくありたい、思いやりを持ちたい、と思っているのではないか。
そんな風に人を肯定する世界がここにはあるからだろう。
エイズ患者とホームケア・ワーカーの交流が描き出す、悼みと希望の連作短篇。
著者書き下ろし「『体の贈り物』三十年後」を収録。
金井冬樹の装画による新装版。
アメリカの作家、レベッカ・ブラウンの代表作がtwililightより復刊されました。
《目次》
汗の贈り物
充足の贈り物
涙の贈り物
肌の贈り物
飢えの贈り物
動きの贈り物
死の贈り物
言葉の贈り物
姿の贈り物
希望の贈り物
悼みの贈り物
謝辞
『体の贈り物』三十年後
二〇二五年版訳者あとがき
著:レベッカ・ブラウン 訳:柴田元幸 装画: 金井冬樹 デザイン:横山雄 出版社:twililight 2025 ハードカバー 194p
新刊書籍