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newTokyo the '50 / Blue Yokohama 奈良原一高 Ikko Narahara(特典付)

写真家・奈良原一高のアナザーサイド。
東京と横浜。ファインダーを覗いて見えた“僕の写真の街”。

「人間の土地」(1956年)と「王国」(1958年)の発表前後に自ら「パーソナル・ドキュメント」と呼んだ作品群、それがこの東京と横浜です。「都市への最初の一歩」と初めて都市を歩き、スナップを撮影した頃。すでに奈良原一高の作り出す光と影が確立されていることが分かります。
1996年にMoleより刊行された『Tokyo, the '50s』に、40点近い未収録写真「Blue Yokohama」を加え刊行された本書。またひとつ、マスターピースが生まれました。

両A面仕様
特典ポストカード付


以下、版元より
これらの作品は、被写体との出会いを求めて対峙しシャッターを切る、いわばスナップショットとして撮影されており、カメラを持って街に出た時の偶然の出会いが積極的に取り入れられ、自由でのびやかなカメラワークがより強調されるものとなっています。

このたびの企画では、1996年にMoleより刊行された『Tokyo, the '50s』(絶版)に、40点近い幻の未収録作品【Blue Yokohama】を加え、新たに『Tokyo, the '50s / Blue Yokohama』として左右それぞれから作品を楽しむことのできる“両A面”仕様で再編集し刊行いたします。

中央部分の解説パートには、写真評論家・飯沢耕太郎氏による書下ろし作品解説を収録。ブックデザインは、多くの奈良原作品の装丁に携わるグラフィックデザイナー・佐野裕哉氏が務めます。

日々進化を続ける東京⇔横浜の変わりゆく街並、そして変わらない情景を存分にご堪能ください。

1954年に、はじめて僕は一台の自分のカメラを買った。その年に発想した作品「人間の土地」を撮るためだった。しかし、この第一作の発表がその後の僕の人生の航路を写真の方向へと狂わせ、今日の僕へと導くことになるとは夢にも思っていなかった。その頃「人間の土地」の撮影の合間に、僕はそのカメラを持って東京の街を歩いていた。
(中略)
僕は空気を呼吸するように、東京の街角で写真を呼吸していた。ファインダーを覗くと、街角は“僕の写真の街”に変貌した。シャッターを切ると大好きなモダン・ジャズのビートが聞こえて来るようだった。

― 奈良原一高(本書あとがきより)
英語/日本 English/Japanese

奈良原一高(IKKO NARAHARA)
1931年福岡生まれ。
1959年早稲田大学大学院(芸術学専攻)修士課程修了。
在学中の1956年に、初めての個展「人間の土地」が大きな反響を呼び、写真家としての活動を始める。
1959年、東松照明、細江英公、川田喜久治らとセルフ・エイジェンシィ「VIVO」を結成(1961解散)。その後、パリ(1962-1964)、ニューヨーク(1970-1974)と拠点を移しながら活動。1974年帰国後も世界各地を取材し、多数の展覧会を開催。写真集も数多く出版し、国際的にも高い評価を受ける。
主な個展に、「Ikko Narahara」ヨーロッパ写真美術館、パリ(2002-2003)、「時空の鏡:シンクロニシティー」東京都写真美術館(2004)、「手のなかの空 奈良原一高 1954-2004」島根県立美術館(2010)、「王国」東京国立近代美術館(2014-2015)など多数。
写真集に、『静止した時間』(1967)、『スペイン・偉大なる午後』(1969)、『ジャパネスク』(1970)、『消滅した時間』(1975)、『人間の土地』(1987)、『ヴェネツィアの夜』(1985)、『時空の鏡』(2004)、『太陽の肖像』(2016)など。主な受賞に、日本写真批評家協会新人賞(1958)、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞(1968)、日本写真協会年度賞(1986)、紫綬褒章(1996)、旭日小綬章受賞(2006)など。

著者 Author:奈良原一高 Ikko Narahara 出版社 publisher:復刊ドットコム 2025 初版 ハードカバー 124p
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