四月と十月文庫が発行されるのは何年振りか。
この本は、主催する牧野伊三夫さんがずっと出したくても出せずにいた本である。
編集長の岡戸絹代、アートディレクターの有山達也、そして編集・ライターの鈴木るみこ。『クウネル』はこの三人で走り出した。牧野さんのあとがき「るみちゃんへ」に寄ると有山さんは鈴木さんを「クウネルの心臓」と言っていたらしい。
この本は、「るみちゃんへ」から読んでみてほしい。
鈴木るみこの遺稿集。『暮しの手帖』『フィガロ ジャポン』『すばる』などに掲載のエッセイのほか、未発表原稿5篇収録。
著:鈴木るみこ 出版社:港の人 2025 ソフトカバー 176p
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