Spectator Vol.54 特集「パンクの正体」です。
パンクの(音楽だけではなく)精神性について簡潔にまとめられていて、とてもよいです。
2025年、なぜ今「パンク」なのか。
編集部の危機感から生まれたのかも知れません。
【特集主旨】
1970年代中頃にパンク・ロックが大流行した当時のイギリスの社会状況は、現在の日本を取り巻くそれと驚くほど似ている。
原油価格の高騰、極端なインフレ、上昇する失業率、上流階級への不満……
そんな社会に対する鬱憤が爆発し、若者による文化革命 が起こった。
パンクとは何か? どのようにして生まれ、社会をどう変えていったのか?
関係者への取材と文献調査を通じて、その正体を明らかにする。
【特集コンテンツ】
◆ある寓話 構成/編集部 作画/コルシカ
◆早わかり ロンドン・パンク史(1973〜1980) 文/赤田祐一 作画/関根美有
◆パンクと伝統 巫女舞・いろ 織茂敏夫インタビュー 聞き手/宇田川岳夫
◆まんが「怪しい女」蛭子能収
◆パンクの女王 ジョーダン・ムーニー 文/鳥谷晴菜
◆ドールズ、ヴェルヴェッツ、T.G.──パンクについて考察する 講師/松谷健(キャプテン・トリップ・レコード代表)
◆「NO!」ではなく「NON!」 能勢伊勢雄インタビュー
◆パンク文化の発信基地 A store Robot ディレクター宮崎洋寿に聞く 聞き手/持田保+赤田祐一(本誌)
◆48年間、パンクを継続しているバンド 突然段ボール 蔦木俊二 インタビュー 文/新井宗彦
◆100年前のパンク詩集『死刑宣告』内堀弘(「石神井書林」店長)に聞く
◆まんが「ひつじ」まどの一哉
◆パンク おすすめする本 文/持田保、宇田川岳夫
◆パンク年表(1973〜1979) 構成/編集部
発行:エディトリアルアパートメント 2025.8 雑誌
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